令和5年度水道事業会計決算概要
令和6年8月に開催された座間市議会第3回定例会において、令和5年度水道事業会計の決算が認定されました。ここでは決算の内容を、経営活動に関する収支である「収益的収支」と水道施設の整備拡充に係る収支である「資本的収支」の二つに分けてお知らせします。
収益的収支の決算
収益の合計は、19億9,295万円。内訳は、営業収益(水道料金など)が全体の82.6パーセントを占め、次いで営業外収益(水道利用加入金など)、特別利益となっています。この収益を前年度と比較すると、2,932万円、1.5パーセントの増加となっています。これは、営業外収益(水道利用過入金)の増加などによるものです。
費用の合計は、19億9,110万円。内訳は、減価償却費が最も多く33.0パーセントを占め、次いで受水費、委託料、人件費、動力費などとなっています。この費用を前年度と比較すると、1億1,738万円、6.3パーセントの増加となっています。これは、営業費用の委託料と特別損失の増加などによるものです。
水道事業の本来の営業活動の結果を表す営業損益は、前年度より損失額が3,265万円増加し、2億3,127万円の営業損失となりました。営業外収益および費用を加えた経常損益は、前年度より利益が1,202万円減少し、7,429万円の経常利益となりました。これらに加え、特別損失が7,244万円発生したことから、最終的な当年度純利益は185万円で、前年度より8,806万円、97.9パーセントの減少となりました。
資本的収支の決算
収入の合計は、4億9,718万円。内訳は、企業債が75.6パーセントを占め、次いで有価証券償還収入となっています。前年度と比較すると、2,291万円、4.8パーセントの増加となっています。これは、企業債と有価証券償還収入の増などによるものです。
支出の合計は、9億9,320万円。内訳は、建設改良費(水道管の布設など施設整備に要する費用)が84.7パーセントを占め、次いで企業債償還金(借入金の元金償還額)となっています。前年度と比較すると7,019万円、7.6パーセントの増加となっています。これは主に、建設改良費の増加によるものです。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億9,602万円は、損益勘定留保資金などで補塡しました。
損益計算書および貸借対照表
企業会計の経営成績や財政状態を示す、損益計算書および貸借対照表は下表の通りです。
表1 損益計算書(費用)
- 営業費用
- 18億7,652万円
-
営業外費用
-
3,517万円
- 特別損失
- 7,941万円
- 当期純利益
- 185万円
- 合計
- 19億9,295万円
表1 損益計算書(収益)
- 営業収益
- 16億4,525万円
- 営業外収益
- 3億4,073万円
-
特別利益
- 697万円
- 合計
- 19億9,295万円
表2 貸借対照表(資産の部)
- 固定資産
-
168億2,572万円
- 流動資産
- 21億7,667万円
- 合計
-
190億239万円
表2 貸借対照表(負債・資本の部)
-
固定負債
- 24億2,855万円
- 流動負債
- 4億7,628万円
- 繰延収益
- 28億8,950万円
- 資本金
- 98億6,778万円
- 剰余金
- 33億4,028万円
- 合計
-
190億239万円
添付ファイル
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