平成29年度水道事業会計決算概要
平成30年9月に開催された座間市議会第3回定例会において、平成29年度水道事業会計の決算が認定されました。水道事業会計は、水道事業の経営活動に関する収支である「収益的収支」と水道施設の整備拡充に係る収支である「資本的収支」の二つに分かれています。ここでは、決算の内容をそれぞれの収支に分けてお知らせします。
収益的収支の決算
収益の合計は、20億8,906万円。内訳は、営業収益(水道料金など)が全体の83.3パーセントを占め、次いで営業外収益(水道利用加入金など)、特別利益となっています。この収益を前年度と比較すると、813万円、0.4パーセントの減少となっています。これは、営業外収益の水道利用加入金の減少などによるものです。
費用の合計は、18億7,272万円。内訳は、減価償却費が最も多く32.9パーセントを占め、次いで受水費、委託料、人件費、動力費などとなっています。この費用を前年度と比較すると、9,412万円、5.3パーセントの増加となっています。これは、営業費用の委託料、動力費などの増加などによるものです。
水道事業の本来の営業活動の結果を表す営業損益は、前年度より損失額が6,592万円増加し、8,165万円の営業損失となりました。営業外収益および費用を加えた経常損益は、前年度より利益が9,622万円減少し、2億2,536万円の経常利益となりました。最終的な当年度純利益は2億1,634万円で、前年度より1億225万円、32.1パーセントの減となりました。
資本的収支の決算
収入の合計は、4億124万円。内訳は、有価証券償還収入が87.2パーセントを占め、次いで貸付弁済金などとなっています。前年度と比較すると、526万円、1.3パーセントの増加となっています。これは、有価証券償還収入の増などによるものです。
支出の合計は、8億9,003万円。内訳は、建設改良費(水道管の布設など施設整備に要する費用)が65.3パーセントを占め、次いで投資(有価証券の購入費)、企業債償還金(借入金の元金償還額)となっています。前年度と比較すると3億7,005万円、29.4パーセントの減少となっています。これは主に、建設改良費の減少によるものです。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億8,879万円は、損益勘定留保資金などで補塡しました。
損益計算書及び貸借対照表
企業会計の経営成績や財政状態を示す、損益計算書及び貸借対照表は下表の通りです。
表1 損益計算書(費用)
- 営業費用
- 18億2,311万円
- 営業外費用
- 3,895万円
- 特別損失
-
1,066万円
- 当期純利益
-
2億1,634万円
- 合計
- 20億8,906万円
表1 損益計算書(収益)
- 営業収益
- 17億4,146万円
- 営業外収益
- 3億4,596万円
- 特別利益
- 164万円
- 合計
- 20億8,906万円
表2 貸借対照表(資産の部)
- 固定資産
-
166億2,255万円
- 流動資産
- 22億9,439万円
- 合計
- 189億1,694万円
表2 貸借対照表(負債・資本の部)
- 固定負債
- 23億1,893万円
- 流動負債
- 3億9,377万円
- 繰延収益
- 37億1,093万円
- 資本金
- 91億5,136万円
- 剰余金
- 33億4,195万円
- 合計
-
189億1,694万円
添付ファイル
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