令和3年度水道事業会計決算概要
令和4年9月に開催された座間市議会第3回定例会において、令和3年度水道事業会計の決算が認定されました。ここでは決算の内容を、経営活動に関する収支である「収益的収支」と水道施設の整備拡充に係る収支である「資本的収支」の二つに分けてお知らせします。
収益的収支の決算
収益の合計は、19億9,874万円。内訳は、営業収益(水道料金など)が全体の83.8パーセントを占め、次いで営業外収益(水道利用加入金など)、特別利益となっています。この収益を前年度と比較すると、699万円、0.3パーセントの減少となっています。これは、営業収益(水道料金など)の減少などによるものです。
費用の合計は、18億2,999万円。内訳は、減価償却費が最も多く34.4パーセントを占め、次いで受水費、委託料、人件費、動力費などとなっています。この費用を前年度と比較すると、4,785万円、2.5パーセントの減少となっています。これは、営業費用の委託料などの減少などによるものです。
水道事業の本来の営業活動の結果を表す営業損益は、前年度より損失額が2,876万円減少し、7,197万円の営業損失となりました。営業外収益および費用を加えた経常損益は、前年度より利益が2,809万円増加し、2億1,617万円の経常利益となりました。最終的な当年度純利益は1億6,875万円で、前年度より4,086万円、31.9パーセントの増加となりました。
資本的収支の決算
収入の合計は、3億7,530万円。内訳は、企業債が93.8パーセントを占め、次いで負担金などとなっています。前年度と比較すると、2億6,492万円、240.0パーセントの増加となっています。これは、企業債の皆増などによるものです。
支出の合計は、9億1,238万円。内訳は、建設改良費(水道管の布設など施設整備に要する費用)が85.5パーセントを占め、次いで企業債償還金(借入金の元金償還額)となっています。前年度と比較すると4,490万円、5.2パーセントの増加となっています。これは主に、建設改良費の増加によるものです。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5億3,708万円は、損益勘定留保資金などで補塡しました。
損益計算書および貸借対照表
企業会計の経営成績や財政状態を示す、損益計算書および貸借対照表は下表の通りです。
表1 損益計算書(費用)
- 営業費用
- 17億4,634万円
-
営業外費用
-
3,134万円
- 特別損失
- 5,231万円
- 当期純利益
- 1億6,875万円
- 合計
-
19億9,874万円
表1 損益計算書(収益)
- 営業収益
- 16億7,437円
- 営業外収益
- 3億1,948万円
-
特別利益
- 489万円
- 合計
- 19億9,874万円
表2 貸借対照表(資産の部)
- 固定資産
-
168億3,908万円
- 流動資産
- 19億5,878万円
- 合計
-
187億9,786万円
表2 貸借対照表(負債・資本の部)
-
固定負債
- 20億4,748万円
- 流動負債
- 4億5,606万円
- 繰延収益
- 31億7,802万円
- 資本金
- 95億8,911万円
- 剰余金
- 35億2,719万円
- 合計
-
187億9,786万円
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