平成30年度水道事業会計決算概要
令和元年9月に開催された座間市議会第3回定例会において、平成30年度水道事業会計の決算が認定されました。ここでは決算の内容を、経営活動に関する収支である「収益的収支」と水道施設の整備拡充に係る収支である「資本的収支」の二つに分けてお知らせします。
収益的収支の決算
収益の合計は、21億5,829万円。内訳は、営業収益(水道料金など)が全体の82.0パーセントを占め、次いで営業外収益(水道利用加入金など)、特別利益となっています。この収益を前年度と比較すると、6,923万円、3.3パーセントの増加となっています。これは、営業外収益の水道利用加入金の増加などによるものです。
費用の合計は、19億4,291万円。内訳は、減価償却費が最も多く32.4パーセントを占め、次いで委託料、受水費、人件費、動力費などとなっています。この費用を前年度と比較すると、7,019万円、3.7パーセントの増加となっています。これは、営業費用の委託料などの増加などによるものです。
水道事業の本来の営業活動の結果を表す営業損益は、前年度より損失額が4,025万円増加し、1億2,190万円の営業損失となりました。営業外収益および費用を加えた経常損益は、前年度より利益が10万円増加し、2億2,546万円の経常利益となりました。最終的な当年度純利益は2億1,538万円で、前年度より96万円、0.4パーセントの減となりました。
資本的収支の決算
収入の合計は、4億2,609万円。内訳は、有価証券償還収入が93.9パーセントを占め、次いで負担金などとなっています。前年度と比較すると、2,485万円、6.2パーセントの増加となっています。これは、有価証券償還収入の増などによるものです。
支出の合計は、12億9,200万円。内訳は、建設改良費(水道管の布設など施設整備に要する費用)が68.1パーセントを占め、次いで投資(有価証券の購入費)、企業債償還金(借入金の元金償還額)となっています。前年度と比較すると4億197万円、45.2パーセントの増加となっています。これは主に、建設改良費の増加によるものです。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額8億6,591万円は、損益勘定留保資金などで補塡しました。
損益計算書及び貸借対照表
企業会計の経営成績や財政状態を示す、損益計算書及び貸借対照表は下表の通りです。
表1 損益計算書(費用)
- 営業費用
- 18億9,190万円
- 営業外費用
- 3,860万円
- 特別損失
- 1,241万円
- 当期純利益
- 2億1,538万円
- 合計
- 21億5,829万円
表1 損益計算書(収益)
- 営業収益
- 17億7,000万円
-
営業外収益
- 3億8,596万円
- 特別利益
- 233万円
- 合計
- 21億5,829万円
表2 貸借対照表(資産の部)
- 固定資産
- 168億1,691万円
- 流動資産
- 22億3,681万円
- 合計
- 190億5,372万円
表2 貸借対照表(負債・資本の部)
- 固定負債
- 21億7,362万円
- 流動負債
- 5億8,760万円
- 繰延収益
- 35億8,382万円
- 資本金
- 92億4,002万円
- 剰余金
- 34億6,866万円
- 合計
-
190億5,372万円
添付ファイル
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