平成28年度公共下水道事業会計決算概要
平成29年9月に開催された座間市議会第3回定例会において、平成28年度公共下水道事業会計の決算が認定されました。公共下水道事業会計は、平成28年度より地方公営企業法を全部適用し、民間企業と同様の複式簿記による会計方式となりました。
ここでは決算の内容を、経営活動に関する収支である「収益的収支」と下水道施設の整備拡充に係る収支である「資本的収支」の二つに分けてお知らせします。
収益的収支の決算
収益の合計は、26億429万円。内訳は、営業収益(下水道料金など)が全体の66.6パーセントを占め、次いで営業外収益(他会計補助金など)、特別利益となっています。
費用の合計は、24億1,539万円。内訳は、減価償却費が最も多く55.7パーセントを占め、次いで支払利息、流域下水道負担金、人件費、委託料などとなっています。
公共下水道事業の本来の営業活動の結果を表す営業損益は、2億1,507万円の営業損失となりました。営業外収益および費用を加えた経常損益は、2億1,074万円の経常利益となりました。最終的な当年度純利益は1億8,890万円となりました。
資本的収支の決算
収入の合計は、7億7,165万円。内訳は、企業債が81.4パーセントを占め、次いで負担金、補助金などとなっています。
支出の合計は、18億2,548万円。内訳は、企業債償還金(借入金の元金償還額)が85.3パーセントを占め、次いで建設改良費(下水道管の布設など施設整備に要する費用)、他会計借入金償還金となっています。
資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額10億5,383万円は、損益勘定留保資金などで補塡しました。
損益計算書及び貸借対照表
企業会計の経営成績や財政状態を示す、損益計算書及び貸借対照表は下表の通りです。
表1 損益計算書(費用)
- 営業費用
- 19億4,864万円
- 営業外費用
- 4億4,279万円
- 特別損失
- 2,396万円
- 当期純利益
- 1億8,890万円
- 合計
- 26億429万円
表1 損益計算書(収益)
- 営業収益
- 17億3,356万円
- 営業外収益
- 8億6,860万円
- 特別利益
- 213万円
- 合計
- 26億429万円
表2 貸借対照表(資産の部)
-
固定資産
- 408億6,646万円
- 流動資産
- 3億7,539万円
- 合計
- 412億4,185万円
表2 貸借対照表(負債・資本の部)
- 固定負債
- 155億7,853万円
- 流動負債
- 17億9,996万円
- 繰延収益
- 132億5,046万円
- 資本金
- 97億4,272万円
- 剰余金
- 8億7,018万円
- 合計
- 412億4,185万円
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